マクセル 知財・イノベーション本部特別企画 知財のおしごと 知財部門 座談会

知財・イノベーション本部の特別企画としまして、知財のお仕事について京都・横浜の各地区で働いている精鋭の皆さんに
お集まりいただき、思うままに語っていただきました。 ※当記事は2024年2月時点のものとなります。

プロフィール

1. "知財のおしごと"との馴れ初め

  辻:
いろいろな職種があるなかで、皆さんはなぜ知財部を選んだのか理由を教えてください。
  井上:
私の場合、初めから知財部を希望していたわけではないのですが、選考でご縁があって最終的に知財部で
採用してもらいました。大学では化学系の専攻だったので開発や技術営業は考えていましたが、これでなければ、というのはありませんでしたね。
  山本:
私は最初から知財部を希望して入社しました。
就職活動のときに、マクセルで「開発と知財の合同ワークショップ」があって、"製品から新しいことができないか"を社員と一緒に議論しました。また、開発系の説明会と並行して、当時のマクセルの知財部員から「知財」という仕事があるよ、というのを教えてもらい、技術系でこういう仕事があるんだということを初めて知りました。それからは、知財部のある会社に絞って選考を受けていましたね。
  辻:
渡辺さんは違ったパターンですよね?
  渡辺:
私は元々プロジェクターの設計者として約13年間製品開発を担当していました。
縁あって知財部への異動の話をいただき、最初は不安もありましたが、新しいことにも挑戦したかったので異動を決意しました。実際に知財の仕事を始めてみると、法律など新たに勉強することも多く、大変な面もありましたが、周りの方々のサポートもありスムーズに仕事に慣れることができました。

 
座談会

  辻:
平林さんは経験者/キャリア採用でマクセルにいらっしゃいましたが、入社前と後で印象はいかがですか?
  平林 :
こんなにマクセルの知財部のレベルが高いとは思っていませんでした。
知財の業務は権利化がメインと考えていたので、こんなにたくさんの訴訟実務を行っているとは思わなかったですね。また、マクセルはB to B製品が多くて、思っていたよりも技術の範囲が広いなと感じました。
入社後に、技術的におもしろい会社だと知りましたね。
  辻:
平林さんは横浜事業所勤務ですが、よく京都事業所に出張していますよね。
  平林:
そうですね、よく出張しています。京都以外にもいろいろな事業所に出張していますが、事業所に関わらず全体的にホワイトな会社という印象です。仕事での困りごともこまめに相談できる環境にあるし、上司もよく見ていて若い人を伸ばそうとしているのを感じます。
  辻:
前職でさまざまな会社を見られていたと思いますが、マクセルで働く方の印象はいかがですか?
  平林:
前職の特許事務所ではいろいろな会社を見てきました。
マクセルには、優秀でまじめで優しい人が多いですね。とても心地よく仕事ができています。規模の問題もあるとは思いますが、教育システムとか、計画性、組織的にこうやって組み立てていこうという動き、人財育成のかたちがマクセルは見えていると感じます。自分はどう貢献していくべきなのかが見えやすいですね。安心して自分の能力を伸ばしていける機会があると感じています。ポリシーがないとどう振る舞えばいいかわからなくなりますが、マクセルははっきりしています。
  辻:
2020年から開始したIPGD(IPグランドデザイン)※がその最たるものだと思います。
過去も何度か似たような施策を試みたことがありますが、IPGDが最も腹落ちして普段の業務に落とし込めているように感じます。IPGDを事業部や技術者へインプットができたこと、知財部の「やろう!」という意思など、複合的なことがこの結果の現れかもしれません。
 
※IPGD(IPグランドデザイン):この先5年後、10年後の特許の活用の仕方を技術分野ごとに想定して、そこからバックキャストして特許活動5ヶ年計画を立て実行していくもの
※IPGDは、日本国内におけるマクセル株式会社の登録商標です。
  平林:
意見を言いやすく、組織をよくするために新しいことをどんどん取り入れようという雰囲気があるので
とてもやりやすいですね。

 
座談会

 

2. 権利化が私たちの腕の見せ所