マテリアリティ グループガバナンスの強化

リスクマネジメント

ビジョン・方針

 マクセル及びマクセルグループ会社が直面する、または将来発生する可能性のあるリスクを4つ(戦略リスク・財務リスク・ハザードリスク・オペレーションリスク)に識別し、識別したリスクに対して、組織的に適切な予防策を講じていきます。

マネジメント・体制・制度

 リスク管理に関する重要事項の決定はリスク管理委員会で行い、方針で掲げた4つのリスクを認識、必要に応じて見直しを行ったうえで、その対応を各事業本部・統括本部・本部に指示・管理を行っています。リスク管理委員会は、年1回定期的に開催され、各事業本部・統括本部・本部責任者及びリスク分析担当者からの活動報告を取りまとめ、インターナルコントロール委員会に報告しています。

リスクマネジメント体制

活動

情報セキュリティの整備

 マクセルグループでは、「情報セキュリティ方針」を定め、セキュリティに関する規則・体制・安全対策を徹底するとともに、従業員一人ひとりのセキュリティ意識を高めるため、従業員教育を行っています。毎年の「情報セキュリティ」「個人情報保護」教育に加え、サイバー攻撃の教育として「標的型メール訓練」も定期的に実施しています。また、個人情報保護の徹底としてプライバシーマークを取得し、現在も更新しています。昨今のサイバー攻撃多様化を踏まえたセキュリティ対策についても、強化を進めています。

事業継続計画の推進(BCP:Business Continuity Plan)

 マクセルグループでは、地震などの大規模災害や事故などによる事業中断リスクを低減するため、事業継続計画の強化に取り組んでいます。従業員の安否確認システムの構築をはじめ、有事における初動行動計画、事業復旧計画を策定し、これらを確実に実行するため、大規模災害を想定した訓練を各事業所で実施しています。また、取引先の不測事態時への対応として、1次~2次調達先の拠点情報などのデータベースの整備も順次進めています。グループの海外販売拠点・製造拠点においては、海外危機管理マニュアルを策定・運用を行い、テロなどの情勢不安を含めた危機管理の徹底を図っています。
 これからもグループ全従業員のあらゆるリスクを最小限にするとともに、有事の際の対応などについて、改善を進めていきます。

税務リスクの最小化

 マクセルグループはグローバル企業として、正しく納税することが地域社会や各国のコミュニティーへの貢献において重要な役割を果たすことであると考えます。マクセルグループの税務ガバナンスに関する透明性を高めるため、「グローバル税務ポリシー」では「税務ガバナンス及びリスクマネジメント」「税務コンプライアンスとレポート」「税務ポジションに対する考え方」を公表しています。これらは、事業を展開する国における所定の開示要件を満たす内容となっています。