マテリアリティ・アクションプラン(解説動画)
2030年に向けてのマクセルグループのめざす姿を幅広いステークホルダーに示し、理解を深めてもらうことを目的に、2024年に新たにKGI制定及びKPI改定を行いました。今後この重要課題解決に向けて具体的な活動につなげていき、さらなる企業価値向上をめざします。
7つのマテリアリティとアクションプラン【MEX26】
マテリアリティ・アクションプラン・KPIによる経営の重要課題への対応
2020年7月 MVVSSの制定 新たな経営VISION「独自のアナログコア技術で、社員・顧客・社会にとっての
Maximum Excellence を創造する」に向けてマクセルグループならではの社会課題解決に取り組みます。
2020年8月 コーポレートサステナビリティビジョンの制定 多様なステークホルダーとの関係性を重視して
長期的な企業価値向上と継続的な社会、環境、経済価値創出を明文化しました。
2021年8月 マテリアリティの特定 VISIONを実現していくため、マクセルが注力すべき重要課題を特定しました。
2022年8月 マテリアリティのKPIを制定 マクセルが注力すべき重要課題のアクションプランに対して
確実に実行していくためのKPIを制定しました。
2024年8月 新たにKGI制定及びKPI改定 2030年に向けてのマクセルグループのめざす姿を幅広いステークホルダーに
示し、理解を深めてもらうための新たにKGI制定及びKPI改定しました。
マテリアリティ分析のプロセス
STEP 1 社会課題の抽出と自社の方向性を認識
グローバルな社会課題を把握、リスト化して絞り込むため、各種ガイドラインから自社に関わる課題を抽出。中期経営計画と整合をとりつつ、10~20年後の先を見通した将来にありたき姿及び社会から期待される項目や自社の課題として33項目を抽出。
STEP 2 重要度の分析と特定
33項目から重要度を分析するため、ステークホルダーとマクセルグループの役員と社員を対象としてアンケートやヒアリングを行い、重要度の高い項目をさらに絞り込み。
STEP 3 ステークホルダー視点の評価
ステークホルダーについては投資家、専門家、有識者の意見をフィードバックし、当社にとって重要な項目を客観的に評価。
STEP 4 経営レベルでの重要度の選定とアクションプランの決定
STEP1からSTEP3を通じて33項目からステークホルダーと自社ともに重要項目である14項目を選定。さらに取締役との協議を通じて7項目にまとめた。同時に課題解決のために必要なアクションプランを検討し20プランの内容も決定。
STEP 5 社内承認
取締役会で7項目と18のアクションプランを承認し、マクセルの重要課題として決定。
マテリアリティ・アクションプラン・KPI
中期経営計画MEX23で制定したKPIのうち、2023年度が目標年度であったKPIは全体の半分の12項目あり、このうち8項目は達成しました。新中期経営計画MEX26の開始にあたっては、2030年に向けてマクセルグループがめざす姿を幅広いステークホルダーに示し、理解を深めていただくため、マテリアリティのKGIを制定し、KPIを改定しました。
2030年に向けたKGI
[経営] 営業利益率10%
[社会] 女性管理職比率10%/従業員満足度90%
[環境] CO2削減50%
結果の凡例
◎100%以上:数値及び項目達成 〇90-99%:中長期目標に対して概ね予定通り △ 89%以下:未達/達成年度へ向けた課題あり

MEX23 アクションプラン
・新たな価値を生み出す独創技術の進化
KPI
次世代開発技術に関する特許資産数:5年で1.5倍(2026年度)[結果] ◎
・効率的なR&Dのためのマーケティングの強化
KPI
高収益なA,B事業売上高比率:50%超(2023年度)[結果] △
・新事業を生み出すためのパートナーシップの強化
KPI
新規事業の売上高比率:15%超(2030年度)[結果] △
MEX26 アクションプラン
・新たな価値を生み出す独創技術の進化
KPI
次世代開発技術に関する特許資産数:5年で1.5倍(2022年度~2026年度)
・新事業を生み出すためのパートナーシップの強化
KPI
新事業統括本部からの新製品創出3件(MEX26期間)

MEX23 アクションプラン
・5G/IoT関連ビジネスを通じた、高度情報社会への貢献
・ヘルスケア関連ビジネスを通じた、先進医療や健康分野での貢献
・モビリティ関連ビジネスを通じた、高信頼性センシングによる安心・安全な社会への貢献
KPI
注力3分野 成長13事業:全体の売上高の伸び率 10%(2021年度比2023年度)[結果] ◎
MEX26 アクションプラン
・モビリティ関連ビジネスを通じた、安心・安全な社会への貢献
・ICT/AI関連ビジネスを通じた、高度情報社会への貢献
・人/社会インフラへの貢献
KPI
成長11事業 売上高の伸び率 20%以上(2023年度比2026年度)

MEX23 アクションプラン
・人を活かすマネジメントの強化(人財戦略構築、適材適所・タレントマネジメントの推進)
KPI
タレントマネジメントシステム:2026年度までにグループ会社へ導入 [結果] 〇
キャリア面談実施率:100% [結果] △
・0から1をつくる、プロアクティブな人財を創出する人財育成・評価の仕組みの構築
KPI
人財ポートフォリオ策定 [結果] ◎
評価者教育:2回/年 [結果] ◎
・ダイバーシティ&インクルージョンの推進(多様な人財活用と異なる価値観の受容)
KPI
従業員意識調査 総合満足度の向上:90%以上(2026年度)[結果] △
女性新卒採用:事務系50%、技術系25%以上 [結果] ◎
・業務プロセス標準化による生産性向上と技能継承の推進
KPI
従業員意識調査 仕事のやりがい度の向上:90%以上(2026年度)[結果] 〇
全社教育計画の達成率:100%継続 [結果] ◎
MEX26 アクションプラン
・人を活かすマネジメントの強化(人財戦略構築、適材適所・タレントマネジメントの推進)
KPI
タレントマネジメントシステム:2026年度までにグループ会社へ導入
キャリア面談実施率:100%、
評価者教育:2回/年
従業員意識調査 仕事のやりがい度の向上:90%以上(2026年度)
・0から1をつくる、プロアクティブな人財を創出する人財育成・評価の仕組みの構築
KPI
求める人財のスキルマップ作成(2026年度)
・ダイバーシティ&インクルージョンの推進(多様な人財活用と異なる価値観の受容)
KPI
男性育児休業等の取得促進 取得率100%(2024年度)
女性新卒採用:事務系50%、技術系25%以上
・業務プロセス標準化による生産性向上と技能継承の推進
KPI
従業員年間総実労働時間の短縮:2023年度比2.5%削減1850時間(2026年度)
全社教育計画の達成率100%継続

MEX23 アクションプラン
・顧客課題の先にある社会課題を解決するモノづくりへの変革
KPI
高収益なA,B事業売上高比率:50%超(2023年度)[結果] △
・正道に基づいた品質と製品安全を最優先する仕組みの構築
KPI
SQM(Super Quality Management for Maxell Group)の推進と新規リコール事案ゼロ [結果] ◎
・マクセルブランドのコアとなる製品・サービスの価値向上
KPI
顧客フィードバックについてのフォーマット統一化を2022年度に実施。以降継続改善を進める [結果] ◎
MEX26 アクションプラン
・顧客課題の先にある社会課題を解決するモノづくりへの変革
KPI
成長11事業 営業利益率 15%以上(2026年度)
・正道に基づいた品質と製品安全を最優先する仕組みの構築
KPI
SQM(Super Quality Management for Maxell Group)の推進と新規リコール事案ゼロ
・マクセルブランドのコアとなる製品・サービスの価値向上
KPI
顧客アンケートの継続実施と低評価の改善:改善目標50%以上(MEX26期間)

MEX23 アクションプラン
・環境技術・環境配慮型製品の強化
KPI
社会課題や環境課題に対する貢献度を示す基準を定義して、サステナビリティ推進を見える化していく。
次期中期経営計画に具体策を盛り込む。[結果]◎
・省資源・省エネルギー化、再生可能エネルギーの導入促進
KPI
国内におけるCO2排出量2030年度 50%以上削減(2013年度比)[結果]◎
再エネ比率:2030年度 10%(=再エネ使用量/全電気量)[結果]◎
事業所から排出される廃プラ削減への貢献(ケミカル・マテリアルリサイクル)の検討を始め、
次期中期経営計画に具体策を盛り込む [結果]◎
MEX26 アクションプラン
・環境技術・環境配慮型製品の強化
KPI
社会課題や環境課題に対する貢献度を示す基準を定義し、基準値以上の製品を「エコエクセレンス」として認定する
エコエクセレンス認定 累計10件以上(MEX26期間)
・省資源・省エネルギー化、再生可能エネルギーの導入促進
KPI
国内におけるCO2排出量2030年度 50%以上削減(2013年度比)
再エネ比率:2030年度 15%(=再エネ使用量/全電気量)
廃棄物生産高原単位0.0500(トン/百万円)以下(2026年度)

MEX23 アクションプラン
・市場の変化を先取りするポートフォリオ戦略の実行
KPI
新規事業の売上高比率:15%超(2030年度)[結果] △
・市場成長・事業収益の2軸(ABC-XYZ管理)による、継続的な事業ポートフォリオ改善
KPI
高収益なA,B事業売上高比率:50%超(2023年度)[結果] △
・グローバル生産拠点の効率化の推進
KPI
最適地生産及びポートフォリオ最適化という観点から拠点ごとの現状の課題や将来の可能性等について議論を進め、
中長期経営計画の具体策に盛り込む [結果] ―
MEX26 アクションプラン
・市場成長・事業収益の2軸(ABC-XYZ管理)による、継続的な事業ポートフォリオ改善
KPI
AB事業*比率(2023年度比2026年度)75%以上
*事業別損益管理により利益率・成長性が高い「リソース集中事業」
・グローバル生産拠点の効率化の推進
KPI
最適地生産及びポートフォリオ最適化という観点から拠点ごとの現状の課題や将来の可能性などについて議論を進め、
中長期経営戦略に盛り込む

MEX23 アクションプラン
・グループ経営における実効的なガバナンスの構築(マネージメントの深化)
KPI
全社横断組織の活動強化と、適切なマネジメントシステムの運用強化などを通じて、
グループガバナンスのさらなる強化を図る [結果] ◎
・グループシナジーを最大化するガバナンスの実践(技術、情報、マーケティング)
KPI
グループワイドでのマーケットや顧客の情報共有およびグループ内技術の融合などを通じて、
未来に魅力ある価値を創出する。マクセルグループとして基幹業務のIT基盤を統合(2027年度)[結果] ◎
MEX26 アクションプラン
・グループ経営における実効的なガバナンスの構築(マネージメントの深化)
KPI
マクセルグループとして基幹業務のIT基盤を統合(2027年度)
・グループシナジーを最大化するガバナンスの実践(技術、情報、マーケティング)
KPI
マーケティング:マクセルグループ横断で検討した新事業開発テーマ3件以上/年創出
技術:マクセルグループ横断のシナジーに関する特許3件以上/年創出