マクセルグループは、全固体電池によって「永久電源」を実用化し、持続可能社会の実現に貢献することをめざします。寿命、耐熱性、容量を進化させつつ、並行して用途開拓を進めていきます。
MEX26においては、小型セルのモジュール化と中型セルの開発に注力しつつ、FA、各種センサー用途の拡販を進めます。2030年度売上高300億円に向け、段階的設備投資を実行し、2023年4月に量産設備を完成。2023年6月に量産品の出荷を開始しました。2024年度以降は受注増や新規開発完了に合わせ逐次投資していく考えです。
全固体電池は、高耐熱・長寿命・絶対的な安全性と信頼性により、これまで使用できなかった多方面の市場ニーズに適応します。マクセルがめざす全固体電池の2030年の想定市場規模は約3,000億円で、容量アップ等の技術開発や用途に応じたパッケージ等の投資により、ラインアップを拡充し、市場用途を拡大していく考えです。FA用途にとどまらず、ウェアラブル、車載用デバイス、AGV(無人搬送車)、医療用途へと今後も進化させていきます。
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