当社では、生産及び販売する 製品等に含まれる化学物質を禁止、削減あるいは適正管理することにより、地球環境における 負荷を低減し、持続可能な社会を実現していくことを目的として活動しています。
RoHS指令(電気電子機器中の特定有害物質の使用制限指令)の対応としては、使用が制限される有害6物質(鉛、六価クロム、水銀、カドミウム、PBB、PBDE)について、製品からの全廃を積極的に進めてまいりました。また2015年6月4日にRoHSの制限物質を定めた2011/65/EUのAnnexⅡを置き換える(EU) 2015/863が公布され、従来の6物質から10物質へ規制対象が拡大されました。追加された物質は4つのフタル酸エステル(DEHP、BBP、DBP、DIBP)です。その追加物質に対しても製品からの全廃を進めてまいりました。

・EU改正電池指令(2013/56/EU)に従う電池はRoHS指令の適用外となります。
マクセルの電池はすべてEU改正電池指令を満足していますので、RoHS指令の適用外です。

※ RoHS指令:Restriction of the use of certaion Hazardous Substances in electrical and electronic equipment(電気電子機器中の特定有害物質の使用制限指令)の略です。EUで取り扱われる電気・電子機器製品に有害6物質の使用を制限する指令です。有害6物質とは、カドミウム、鉛、水銀、六価クロム、PBB(ポリ臭化ビフェニール)、PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)を示します。2019年7月22日からは4つのフタル酸エステル(DEHP、BBP、DBP、DIBP)が追加され、制限されています。

※ EU改正電池指令(2013/56/EU):2013年11月に改正され、有害化学物質の含有量について、水銀は重量比0.0005%以上、カドミウムは重量比0.002%以上多く含む電池の販売を禁止しています。

規制開始時期:RoHS指令では、電機・電子機器を搭載する製品を11カテゴリに分類して規制しています。
カテゴリー(付属書I)適用開始追加4物質規制開始時期適用除外
期限
1 大型家庭用電気製品
(冷蔵庫・洗濯機・エアコンなど)
2006/7/1 2019/7/22 2016/7/21
(用途により除外延長について審議中)
2 小型家庭用電気製品
(掃除機・時計・電動歯ブラシなど)
3 IT機器及び遠隔通信機器
(パソコン・複写機・携帯電話など)
4 民生用機器(テレビ・ビデオカメラ・ハイファイ
オーディオ・アンプ・楽器など)
5 照明機器(ランプ類・照明制御装置)
6 電動工具(電気ドリル・ミシン・はんだ用具など)
7 玩具、レジャー、スポーツ機器(ビデオゲーム・電気電子部品を含むスポーツ器具・スロットマシーンなど)
8 医療用機器 医療用機器 2014/7/22 2021/7/22 2021/7/21
体外診断用医療機器 2016/7/22 2023/7/21
9 監視・制御機器 監視及び制御機器 2014/7/22 2021/7/22 2021/7/21
工業用監視・制御装置 2017/7/22 2024/7/21
10 自動販売機(飲料自動販売機・食品自動販売機・
現金自動引出機など)
2017/7/22 2019/7/22 2016/7/21
(用途により除外延長について審議中)
11 上記カテゴリに入らないその他の電気・電子機器
(軍事用機器、宇宙用機器、産業用大型固定工具、
大型固定据付機)
2019/7/22 2019/7/22 2024/7/21

RoHS 指令基準(特定有害物質と基準値)

特定有害物質管理基準値
(最大許容量)
(1) 1000ppm
(2) 水銀 1000ppm
(3) カドミウム 100ppm
(4) 六価クロム 1000ppm
(5) ポリ臭化ビフェニール類(PBB類) 1000ppm
(6) ポリ臭化ジフェニルエーテル類(PBDE類) 1000ppm
(7) フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(DEHP) 1000ppm
(8) フタル酸ジ-n-ブチル(DBP) 1000ppm
(9) nフタル酸-ブチルベンジルフタレート(BBP) 1000ppm
(10) ジイソブチル=フタラート
(フタル酸ジイソブチル)(DIBP)
1000ppm

マクセル各製品の化学物質管理の詳細情報、RoHSの対応状況については、窓口よりお問い合わせください。

 

サステナビリティ サイトマップ