環境CSR/CSV配慮製品

 マクセルグループは、新製品の設計開発段階で環境配慮設計アセスメント項目に従って、ライフサイクルの各段階における環境負荷を定量的に評価し、一定基準以上の製品を「環境配慮製品」として登録しています。また「環境配慮製品」の基準を満たさなかった場合に、CSR/CSV配慮製品アセスメントを実施し、一定基準以上となった製品をSDGsに貢献する環境CSR/CSV配慮製品として登録しています。
 なお、CSR/CSV配慮製品登録率100%達成維持の現状を受けて、更なる環境負荷低減、社会課題解決が求められている中、世間で重要視されつつある"環境貢献度"を示す取り組み及び製品設計開発者の意識向上・モチベーションアップに繋げる目的で、配慮製品の中から優れた製品をピックアップする新認定基準を制定し、表彰することとしました。
 この優れた製品を"エコエクセレンス"と命名し、1)CO2削減、2)減量化、3)リサイクル材料・環境負荷の低い材料の使用(代替材料)、4)長寿命化、5)廃棄時のリサイクルの5項目に関して、従来製品或いは他社製品と比較して一定基準以上の改善がなされた場合に認定していきます。

環境配慮設計アセスメント

 天然資源やエネルギーを消費して作られる製品・サービスは、調達・製造段階、流通・使用・廃棄に至るライフサイクル(LCA:ライフサイクルアセスメント)を通じて、地球温暖化や資源枯渇の要因になっています。環境に与える影響を最小限にすることが、環境配慮設計(エコデザイン)の目的です。

CSR/CSV配慮製品アセスメント

 持続可能な開発目標:SDGsは経済、社会及び環境での大きな課題を目標としています。2030年度までに達成していく17ゴール、169ターゲットの国際目標に対して貢献するマクセルの製品・サービスを価値創造や応用性、適用範囲等を評価して認定しています。

環境CSR/CSV配慮製品*1 の売上高比率の推移

環境・CSR/CSV配慮製品の売上高比率の推移

 "資源有効利用促進法"のもと、マクセルは一般社団法人JBRC*2 に加入し、生産販売しているリチウムイオン電池についてはリサイクル
マークを表示し、顧客にはその回収・リサイクルシステムの活用を啓発・推進しています。
 2023年度におけるJBRCの活動支援を通じた小型リチウムイオン電池の回収量は589トン(前年比100%)と2022年度とほぼ同量でした。消費者にはリサイクルの習慣が根付いてきていると考えます。またプロジェクターについては、リサイクル促進を目的として2019年4月に広域認定制度の認可を環境省より受け、以後継続的に回収を続けています。ヘアドライヤー、シェーバーについては小型家電リサイクル法の対象で、回収は各市町村にて行っています。
*1 環境CSR/CSV配慮製品は、環境配慮製品とCSR/CSV配慮製品を合わせた製品です。
*2 Japan Portable Rechargeable Battery Recycling Center