取締役社長

株主・投資家の皆様

 平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。2023年6月23日に開催の定時株主総会においてご承認をいただき、引き続き
当社の取締役社長を務めさせていただくこととなりました中村 啓次でございます。

 2023年度は、当社グループの2021年度から2023年度までの3年間の中期経営計画「MEX23」の最終年度であります。2023年度の
業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化による経済環境の悪化に加え、原材料費、電動力費などの原価上昇が継続することにより、営業利益75億円、営業利益率5.6%と、MEX23の当初目標(営業利益125億円、営業利益率10%)を大きく下回る見通しです。
原価低減策をこれまで以上に徹底するとともに、自助努力だけでは賄えない部分については販売価格への適正な反映を継続し、本予想を
確実に達成してまいります。

 事業ポートフォリオ改革につきましても、2021年度のプロジェクター事業の大幅縮小に続き、2023年度は国内BtoC販売事業を中心としたライフソリューション事業の改革を進めており、より収益性の高いBtoB事業中心の事業構造へのシフトを加速していく計画としております。 また、2024年度以降の次期中期経営計画期間において、全固体電池など新規事業・新製品の業績への貢献を具現化すべく、設備投資などの成長投資を強化しておりますが、併せて株主の皆様への安定的かつ継続的な株主還元策も実行してまいります。

 今後も株主・投資家の皆様をはじめ、すべてのステークホルダーに最高の価値を提供する「価値創出企業」となるべく、経営陣一同
全力を尽くしてまいります。引き続きご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申しあげます。

2023年6月
マクセル株式会社
代表取締役 取締役社長

取締役社長