ご挨拶
株主・投資家の皆様
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。2024年6月21日に開催の定時株主総会においてご承認をいただき、引き続き
当社の取締役社長を務めさせていただくこととなりました中村 啓次でございます。
2024年度は、当社グループの2030年のありたき姿の実現に向けた、新たな3年間の中期経営計画「MEX26」の初年度であります。
2024年度の業績予想は、自動車市場は堅調に推移し、半導体市場も回復に向かうと予想されますが、欧州や中国の景気低迷の継続、
中東情勢の悪化によるエネルギー価格の高騰や物流面の停滞が懸念されることにより、営業利益80億円、営業利益率6.3%の見通しとしております。
新中期経営計画となるMEX26においては、世界経済や社会におけるメガトレンドを捉えた注力3分野を再定義しました。
各注力分野における成長事業を定め、先行開発の推進や新市場の開拓活動強化、前中期経営計画の約2倍となる積極的な設備投資などにより、2030年のありたき姿に向けた事業拡大を図ります。加えて、事業ポートフォリオ改革の加速による収益基盤の強化、さらには人財育成の強化やサステナビリティ経営の推進など経営基盤の強化にも取り組むとともに、MEX26の期間においては総還元性向を重視した株主還元策強化を進め、PBR1.0倍超を実現してまいります。
今後も株主・投資家の皆様をはじめ、すべてのステークホルダーに最高の価値を提供する「価値創出企業」となるべく、経営陣、従業員一同全力を尽くしてまいります。引き続きご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申しあげます。
2024年6月
マクセル株式会社
代表取締役 取締役社長