ご挨拶

株主・投資家の皆様
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。2025年6月26日に開催の定時株主総会においてご承認をいただき、引き続き
当社の取締役社長を務めさせていただくこととなりました中村 啓次でございます。
当社グループは、PBR1.0倍超の早期実現に向けて、事業戦略、財務戦略の推進を強化しております。まず、事業戦略としては、収益性に課題のあった角形リチウムイオン電池の生産を終了するとともに、高信頼の小型電池へのリソースの集中や積極的な投資を実施し強化を図るなど、事業ポートフォリオ改革を進めています。加えて、今後の成長が期待される全固体電池は、産業機器や小型デバイス向けで顧客量産用としての納入を開始し、さらにインフラや医療機器などの用途開拓を強化しております。
また、エネルギー、機能性部材料、光学・システムの3事業を今後、重点的に伸ばしていくアナログコア事業群と定義し、成長性と技術進化の大きい「モビリティ」「ICT/AI」「人/社会インフラ」の注力3分野において、アナログコア技術の革新とM&Aも含む積極的な成長投資により、成長を加速してまいります。
財務戦略としては、成長投資の着実な実行とともに、中期経営計画MEX26の期間は総還元性向100%以上を目安として継続的な株主還元策を実行することで資本効率を高め、事業戦略の推進強化と合わせて、早期のPBR1.0倍超をめざしてまいります。
今後も株主・投資家の皆様をはじめ、すべてのステークホルダーに最高の価値を提供する「価値創出企業」となるべく、経営陣、従業員一同全力を尽くしてまいります。引き続きご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申しあげます。
2025年6月
マクセル株式会社
代表取締役 取締役社長