売上高

売上高は、主に事業ポートフォリオ見直しにより減少傾向となっています。2023年度は車載光学部品や粘着テープ、ライセンス収入などの増収がありましたが、国内コンシューマー製品販売事業の移管による減収に加え、二次電池や半導体関連製品の販売減などにより、前年比2.7％の減少となりました。

営業利益

営業利益は、2023年度は車載光学部品やライセンス収入の増収による増益に加え、健康・理美容製品の収益改善などにより、前年比で43.4％増加し、営業利益率は6.26％となりました。

足元の設備投資資金、将来の事業展開を見据えた投資資金を勘案し、安定的かつ適正な利益還元を継続的に行うことを基本方針としています。株主の皆様への配当については、配当性向30～40％を目安として実施しています。
*2 普通配当：18円　特別配当：250円

資本構成の最適化の観点から、適正な自己資本比率は50％程度であると考えています。安定的かつ継続的な株主還元の実施とともに、借入金も活用しながら強固な財務体質の確保を図っています。

ROIC

投下資本に対する収益力を示す指標として、2019年度よりROICを当社グループ共通の主要経営指標として採用しています。2023年度は営業利益の増加及び棚卸資産の減少により向上し5.04％となりました。

ROE・ROA

2023年度のROEは、当期純利益の増加により向上し8.54％となりました。ROAは、営業利益の増加により向上し5.77％となりました。　 *1 「収益認識に関する会計基準」（企業会計基準第29号2020年3月31日）等を2021年度の期首から適用しており、2021年度以降の数値は当該会計基準等を適用した後の数値となっています。