キャリア人財による座談会

マクセルは近年、
新卒採用を上回る規模で
多様なキャリア人財を受け入れています。
今回は技術、営業、調達、人事の各部署から、
異なるバックグラウンドを持つ4名が集まり
座談会を実施しました。
キャリア人財の視点だからこそ実感する
マクセルの現状と
今後の未来について
語っていただきました。
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新事業統括本部 技術検証部
担当部長G.Iさん2008年入社
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営業統括本部 国内営業部
営業第3課 主任F.Yさん2019年入社
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調達SCM部
調達企画管理課I.Nさん2025年入社
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人事総務部
人事企画課 主任A.Yさん2025年入社
まずは、転職活動で大切にしていたことを教えてください。

G.I さん 私は2008年入社で、マクセルが3社目になります。前職でもリチウムイオン電池の開発に関わっていたのですが、業界全体の再編や撤退といった大きな波のなかで、転職を考えざるを得ない状況になりました。そのとき一番大切にしていた軸は、「これまでの電池開発の経験をダイレクトに活かせる環境かどうか」でした。ちょうど同じゲーム機メーカー向け電池を取り扱っていたマクセルから声がかかり、自分の知見をしっかり活かせる絶好の機会だと感じたのが大きかったですね。また、面談で感じた従業員の温かい人柄やリラックスして話せる雰囲気がすごく自分に合っているなと感じ、転職を決めました。

F.Y さん 私は前職でも営業をしていましたが、転職活動では「新製品開発に力を入れているか」「新規開拓を積極的に推進しているか」という2つの軸を大切にしていました。取扱製品そのものへのこだわりはもちろんですが、会社として新しいことにどんどん挑戦していくスタンスがあるかを重視していました。マクセルの採用面談で「他にはない世界で初のユニークなものを作りたい」という言葉を聞き、まさに自分の求めていることと合致すると感じ、それが入社の決め手となりました。

I.N さん 私は2025年入社で、前職では開発営業を経験したあと、品質保証部門でCSR、化学物質、責任ある鉱物調達など、お客様から寄せられる各種調査への対応に携わっていました。原材料メーカーとしてお客様からの調査に回答するなかで、次第に回答作成にとどまらず、企画や全体の仕組みづくりなど、より上流のマネジメント領域に携わりたいという思いが強くなりました。そんななかでマクセルの調達企画の求人を見つけ、「まさに自分がやりたい仕事だ」と感じました。面談でも調達部門の将来像やサステナブル調達の取り組みを詳しく伺い、これまでの経験を活かして挑戦できると感じ、入社を決めました。

A.Y さん 私も同じく2025年の入社で、現在は人事企画課で労務や労働組合交渉を担当しています。前職も製造業で人事総務を担当していたのですが、これまでの経験をベースにしながらも、もっと制度の企画や調整といった「仕組みを作る側」で会社に貢献したいという思いで転職活動をしていました。統合報告書などを通してマクセルが人財を大切にしている会社だと感じ、興味を持ちました。この会社なら、これまでの経験を活かしながら、自分のやりたいことを叶えることができると感じ、入社を決めましたね。
実際に入社してみての
印象はいかがでしたか。
I.N さん 入社後、まず印象に残ったのは、社内のコミュニケーションの取りやすさです。役職にかかわらず「さん」付けで呼び合う文化が根付いており、自分の意見や疑問を率直に伝えやすい環境だと感じました。また、欧州電池規則をはじめ、変化の速い法規制やサステナビリティに関する課題に対して、従業員が高い関心を持ち、積極的に学ぶ姿勢も印象的でした。専門外の分野であっても、互いに相談し、知識を共有しながら取り組める風土があります。

G.I さん 私も入社して一番強く感じたのは、組織の中に壁がないことですね。前職では役員や部長クラスの部屋が個室になっていて、声をかけるのも一苦労でした。マクセルでは役職者との距離が近くて、気軽に相談に乗ってもらえます。また、トップダウンが強く指示通りにものを作る会社が多いなかで、マクセルは新入社員でも、キャリア人財でも、率直に自分の意見を言える風土があります。もちろん何でも通るわけではありませんが、しっかり耳を傾けて議論できる環境があるのは、モノづくりをするうえで大きな魅力だと思います。

F.Y さん 営業の観点から言うと、「行動の制限が少ない」というのが嬉しいギャップでしたね。週1回の会議以外は基本的に個人の裁量に任されているので、自分の営業戦略に合わせて柔軟にお客様へアプローチできます。提案できる製品群も電池だけにとどまらず、粘着テープ、ICカード、レンズ製品など本当に多岐にわたります。自分で立てた戦略を頭ごなしに否定されることはなくて、いつも後押ししてくれるカルチャーがあるので、すごく伸び伸びと仕事ができています。

A.Y さん 何よりも、決定から実行に至るスピードの速さに驚きました。前職では制度改定ひとつをとっても意思決定までにかなり時間がかかることが多かったのですが、マクセルはやると決めたときの動きが本当にスピーディーです。一緒に働く仲間にもキャリア人財や関連会社からの転籍者など多様な方がおり、異なるバックグラウンドを持つ人の意見を柔軟に受け止める素地がありますね。労働組合との関係もすごく対話的かつ健全で、「会社をより良くするために一緒に考えよう」というスタンスで議論できるのは、人事担当としてとてもありがたい環境だと感じています。

実際に仕事をするなかで、
これまでの経験や強みが発揮できたと感じる場面はありますか。
F.Y さん 既存の枠組みにとらわれず、横断的な提案を推進できた時ですね。前職での営業経験から、お客様の課題に対して1つの製品群だけで対応するのではなく、柔軟に他分野のソリューションを組み合わせる重要性を学んでいました。電池の新規開拓でお伺いしたお客様に対して、相手のニーズに合わせて粘着製品など別のマクセル製品を提案して新しい取引口を開拓できたときは、まさに事業部の垣根を越えて提案できるマクセル営業としての強みと、これまでの経験を活かした自身の営業スタイルが上手く噛み合った瞬間だなと感じました。

G.I さん 私は全固体電池の量産化に向けた立ち上げ段階で、これまでの経験がすごく活きたと感じています。開発部門から事業部へ量産を引き渡すという新しい試みのなかで、最初は手順の未整備や、やり方の違いから難しい場面もありました。しかし、これまで他社を含め電池の生産に関わるなかで数々の苦難を乗り越えてきたからこそ、開発側と事業部双方の言い分を理解し、調整しながら粘り強くプロジェクトを進めることができたと感じています。マクセルの良さである土壇場での実行力に、自身の持つ経験や客観的な視点をうまく融合できたと感じました。

A.Y さん 私も前職での経験がすごく役立っていると実感しています。製造業で培った労務管理の知見と、労働組合が無い環境での意思決定プロセスを知っていることが自分の強みであると感じており、組合が存在するマクセルの環境を客観的に捉えながら、「対立ではなくパートナーとしてどう会社と社員を良くしていくか」という視点で協定改定や協議に臨むことができています。人事企画や制度運用の提案を行う際も、前職とマクセルの良い部分を比較しながら、バランス感をもって進めることができる点は、これまでの経験や自身の強みを活かせていると感じます。

I.N さん 前職では原材料メーカーの立場で、お客様から寄せられるCSRなどの各種調査に対応していました。その経験は、現在取り組んでいるサプライヤーマネジメントの仕組みづくりにも活かされています。調査に回答する調達パートナーの立場や負担を理解しているからこそ、一方的に要請するのではなく、実行可能で実効性のあるガイドラインや運用方法を提案することを大切にしています。また、取適法をはじめとする取引適正化や法令遵守について社内から相談を受けた際にも、自社の立場だけに偏らず、取引先の視点も踏まえて支援できることが、これまでに培った経験の強みだと感じています。
マクセルという新しい
環境で、
これから挑戦したいことを教えてください。
A.Y さん 人事制度をただ「作る」だけでなく、「現場に正しく浸透させる」仕組みの構築に取り組んでいきたいです。マクセルは事業部やグループ会社ごとに独自の歴史や成り立ちがあるので、制度の伝わり方や活用にばらつきが生じやすいという課題があります。過去の経緯や構造をしっかり理解したうえで、グループ全体の成長に繋がる人事施策を提案し、すべての従業員が個々の能力を最大限に発揮できる職場環境づくりを推し進めていきたいですね。

F.Y さん 今後取り組みたいのは、営業ノウハウの言語化・標準化と、チーム営業への移行です。現在は個人のスキルや判断にゆだねられている部分が多く、成功事例や失敗の知見が組織全体にあまり共有されていない状況があります。個で動く営業から「チームとして戦略的に勝つ営業組織」へと変革していくために、ノウハウの構築や仕組みづくりにどんどん挑戦していきたいと考えています。

G.I さん 良く言えば土壇場での実行力が優れているマクセルですが、やや性善説に基づいて進めてしまう傾向があります。そのため、現在は分析手法を増やし、設計審査でより詳しい解析資料も加えるといった改善を進めています。DXやAI活用も取り入れていますが、機械的に判断できないところを見極めるには、やはり人の力が重要です。その意味では、若手社員が自らのキャリアを主体的に考え、会社が提供する学びの機会を積極的に活かせるような雰囲気づくりやフォローにも、今後は管理職として力を貸していきたいと思っています。

I.N さん 私がめざしているのは、サプライチェーン全体で取り組むサステナビリティ経営の強化です。近年、地政学リスクや原材料の供給変動などを背景に、サプライチェーンにおけるリスク管理やBCP対応の重要性が一層高まっています。調達部門だけで完結させるのではなく、設計、営業、人事をはじめとする社内の各部門と連携し、法令遵守を徹底するとともに、持続可能な調達活動を着実に推進していきたいと考えています。そのために、部門を超えた取り組みを前に進める役割を担っていきたいです。