くるみ
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「マクセルって知ってる?」
仲良し女子高校生3人組の
何気ない会話から始まった未来への妄想。
まきこが思い描く“おもいっきり未来”の世界は、
マクセルのアナログコア技術によって
現実となる日も近いかもしれません。
Point1
Point2
Point3
マクセルはこれからも、大胆な発想で“最高の価値”を提供していきます。
さまざまなフィールドで日々チャレンジするマクセルの社員たち。
あなたも一緒に、未来を想像して、創造していきませんか?
■性格
あっさりとした性格だけど、いざという時に頼れる頼もしいタイプ。
まきこの前のめりな反応にすかさずツッコミを入れて会話を盛り上げてくれる。
運動神経は良い方。
■性格
めんどくさがりで飽きっぽいタイプ。
運動神経は悪いけど、何事にも一生懸命で周りを明るくする愛されキャラ。
いつも前のめりで会話に反応する。
■性格
3人の中で1番真面目で、好きなことに対しては行動的なタイプ。
豊富な知識と情報量で、会話のきっかけをつくる。
父親がマクセルに勤務している。
EF2事業推進部:B・Y
“ちょっとすごい会社"マクセルをアナログコア技術で支えるエンジニアの皆さん。
想像する未来や、ぬる(精密塗布)とかためる(高精度成形)技術、マクセルについてをEF2事業推進部の若手エンジニアのB・Yさんにお話を聞いてみます!
※部署名は取材時のものです。
— B・Yさんにとって、ワクワクする理想の未来はどんな世界でしょうか?
“新しいもの”が好きなので、今までできなかったことができるようになるなど、そんな未来が素敵だと思います!
— 最近感じた”新しいもの”って何ですか?
実は以前は違う部署に所属していて、1年前に今の部署に配属になりました。
まったく違う分野に携わることで新しい知識も増えましたし、新しい挑戦もさせてもらっています!
― 挑戦できる環境ってとても素敵ですね!
もし今タイムスリップして高校生に戻ったら、今までの技術で何に挑戦したいですか?
バーチャルな世界で自分を違う形で表現したり、さまざまな人と会ったりしてみたいですね。最近だとメタバースが何かと話題になっていますが、そのような世界がもう近い将来やってきそうですね。
― ちなみにB・Yさんが今、新しく挑戦したいことはありますか?
英語を学びたいです!!展示会などでは海外の方が多いので、技術の説明を英語でうまく話してコミュニケーションを取りたいなと思っています。
― B・Yさんの部署は、どのような仕事をされているのですか?
僕はEF2技術を用いた製品開発・製造を行っている部署に所属しています。EF2の名前の由来は電気鋳造法(Electro Forming)にさらなる精密さ(Fine)の追求をしていくという願いを込めて、Electro+Fine+Formingと名付け、その頭文字をとって“EF2”と呼んでいます。仕事の内容としてはその電気鋳造(電鋳)技術を使った電子部品などの設計・開発・製造を行っています。
― EF2とはどのような技術ですか?
フォトリソグラフィ技術(詳細は後述)とめっき技術を組み合わせた工法です。
EF2では精密塗布および高精度成形技術を用いて製品形状となるパターンを形成します。次にめっき技術を駆使してパターンに沿った高精度成形を行いμm(=マイクロメートル=1/1,000,000m)オーダーの精度で製品を作製しています。
もともとマクセルで電気シェーバー用の外刃を電鋳で作製していて、その技術を応用してもっと精密なものが作れるのではないかという発想から生まれた技術ですね!
― B・Yさんは精密塗布と高精度形成の技術の合わせ技をされているってことですか!?
そうですね!EF2は ”ぬって、かためる技術” なので、必要不可欠な合わせ技ですね。
EF2は少人数で製造工程をはじめから終わりまで一貫して担当しています!
というのも、EF2の製品は一品ものや少量多品種なものが多いのです。
― 具体的にどんなものがありますか?
PCやスマホの電子機器に使用されている各種パーツ(基板やICパッケージ)用の部品や、それを作製するための治具、IJP(インクジェットプリンター)用の精密フィルタ・ノズルなど、いろいろなものがあります。
― よりコアな部品なのですね!
どのような流れで作るのですか?
まずレジストと呼ばれる感光性樹脂を板状の基板に均一に塗り (精密塗布)(図中Step 1)、所定のパターンを焼き付けて硬化させます(図中Step 2)。その後、残ったレジストを除去するとレジストのパターンができます(高精度形成)(図中Step 3)。この工程がフォトリソグラフィと呼ばれます。
次に、フォトリソグラフィ工程でレジストのパターンを形成した基板にめっきを行うと、レジストのない部分にめっきが施されます(高精度形成)(図中Step 4)。
めっきとはニッケル、金、銀、銅などイオンを、還元反応で基板表面に金属として析出させる手法です。EF2では主に電気を用いた電解めっきの手法を使用して製品を作っています。めっき後は表面を整え (図中Step 5)、レジストを除去し、最後に基板を剥がしてあげれば、製品の完成となります!(図中Step 6~8)
― EF2はまさに、精密にぬって高精度にかためる、アナログコア技術そのものと言える技術ですよね!?
そうですね。例えばめっき工程ではいろいろな種類のめっき液を用いており、ノウハウの詰まった技術です。高精度で均一なめっき膜を形成することは難しいので、すごく気を使って条件設定しています。
あと、めっき液の薬剤管理・調整も行っていて、そういう部分もマクセルのノウハウの塊と言えますね
― 1番のやりがいと1番大変なことは何でしょうか?
やっぱり設計通りの物がうまく作れると嬉しいです!!それを達成するためにどのような方法を取ればいいかを考えるのは骨が折れるのですがやりがいがあります。
半面、うまくいかなかったときはとても苦しいですね。
でも原因がわかって改善できたときは「あー!これだ!」って、すごく嬉しいです!
― 達成したときの喜びは計り知れないですね!!さまざまな工程がある中で特に注意していることはありますか?
ゴミやホコリを嫌いますね!!!
特にフォトリソグラフィ工程では、基板やレジスト部分にゴミついてしまうとパターン形状異常になってしまいます。
マイクロメートルスケールが要求される製造環境なので、作業はクリーンルームで行い、そこでは全身を覆うクリーン服を着用しています。
クリーンルームに出入りするたびにクリーン服へ着替えたりするので結構大変です!(笑)
― スケールが想像できないくらい薄そうですね!
髪の毛の半分くらいの薄さですかね。薄いものだと数µmのものもあります!
何よりレジストはめっきの仕上がりに大きく影響するんです!!
基板上にレジストを均一に塗布するために、狙いの厚さや下地の形状によって材料の選定および条件を設定する精密なコントロールが求められます。より精密な塗布をすることで、製品の性能を安定した品質で仕上げることができます。
― “ぬる” 技術についてと、大変なことを教えてください。
EF2のフォトリソグラフィ工程では2種類の方法を用いています。 一つは基板を回転させながら円心力で液状のレジストを塗布、もう一つはフィルム状のレジストをローラで熱圧着(ラミネート)する方法です。 大変なのは条件設定です!レジストが液体だとレジスト剤の粘度や塗布したい厚みによって塗布する際の基板の回転数が変わりますし、フィルムだとローラの温度や圧力などいろいろと条件設定が変わってきます!
― “かためる” 技術についてはどうですか?
“かためる”においては作業工程自体に変わりはないのですが、材料の種類によって得意不得意があるので、それらに合わせて”かため方”も変えています。製品に求められる性能によって取捨選択していきますね。
― EF2の技術でどんな未来を叶えたいですか?
半導体関連に不可欠な技術なので、未来のメタバースには必要かなと思います!
ほかにもマイクロチップなど生体情報を管理するデバイスに求められる小型化、薄型化を実現できるような技術を確立することで病気の早期発見などの社会貢献につなげたいと考えています。
— マクセルに入社したキッカケを教えてください!
おもしろい製品をたくさん作っているなとワクワクしたのがきっかけで入社しました。
説明会で見たプロジェクターは机の上に投写していたのを見て、すごいなと興味を持った記憶があります!
― 学生の頃から技術職をめざそうと思っていたのですか?
大学生の頃は化学を専攻していたので、手を動かす”モノづくり”が好きでしたね!モノづくりの仕事に携わりたいと思っていました。
もっと小さい頃でいうと、小学生の頃から理科の実験とか好きでした。炎色反応の実験とか綺麗だなーと思った記憶が残っています。
― B・Yさんの”モノづくり”への思いをすごく感じますね。
思い通りのモノが作れたときに喜びを感じるのは昔も今も変わらないので、やはり“モノづくり”が自分の原点かなと思います。
でき上がったものに満足しないで、さらに「なぜ?」を追求して突き詰めていくことがより良いものができるということを今の環境で学びました。
― マクセルで働くことについての魅力を教えてください。
幅広い分野の技術・製品があること、多彩なエンジニアがいることが強みだと思います!
「困ったときにはあの人に聞けばいい!」と頼れる先輩がいることはとても安心です。
さまざまな技術を融合させてシナジーを狙い、いろいろな製品を生み出すことができるポテンシャルを秘めていると思います。
― B・Yさんが所属している部署の魅力は何ですか?
EF2のメンバーはみんなとても仲が良いです!
みんなフランクに壁なく接してくれるので、すごく話しやすいです。
それに上司の方が期待を持って仕事に挑戦させてくれるので、すごく感謝しています。
― 素敵な関係性ですね!他の部署の方とも交流はありますか?
個人的に京都事業所で製品に掛かる応力や強度計算など解析を担当している人と仲良いので、よく相談していますね!ちなみに打ち合わせなどで時々京都事業所にもいくのですが、社食がすごく美味しいです!(笑)
― これからたくさんの未来の選択肢を持つ中高生や大学生に伝えたいことはありますか?
何でもやってみて挑戦してみて欲しいです!!
熱中できること、好きなことを挑戦し続けていくと、自然と深掘りする力が備わっていくと思うんですよね。
好きこそものの上手なれということわざがありますが、本当にその通りだと思います。
― B・Yさんにとってマクセルのアナログコア技術とは?
廃れてはいけない技術だと思います。強い芯の技術があってこそ応用技術が生まれるのだと思いますし、鍛えていかなければならない技術だと思います。
材料イノベーション部:T・S
“ちょっとすごい会社"マクセルをアナログコア技術で支えるエンジニアの皆さん。
想像する未来や、まぜる(混合分散)技術、マクセルについてを
新事業統括本部の若手エンジニアのT・Sさんにお話を聞いてみます!
※部署名は取材時のものです。
— T・Sさんにとってわくわくする理想の未来とはどんな世界でしょうか?
子供の頃からSF映画が好きなのですが実際にそういったものが実在する未来です!
実際に社内でも空中浮遊ディスプレイなど近未来的な開発も進んでいて、身近に感じています。
25年間生きてきた中で、ものの移り変わりというのがすごく激しかったな、というのを実感してきました。
マクセルに入社して、夢物語ではなく、リアルな取り組みであるとワクワクしています。自分が働きながらもすごいなと思っています!
— その他にも未来で実現したい!と思うものはありますか?
空飛ぶモビリティです。車体を極限まで軽くしたら空を飛べるのでは?とか、より持続的な電池があれば実現可能なのかなとか考えますね。
空を飛ぶだけでもいろいろ多角的な選択肢とか、実現方法があるんじゃないかなと思っています。
— 具体的にどういう技術が必要となるのでしょうか?
車体を極限まで軽くという点では、より軽いプラスチックの開発です!
私はその研究開発をしていて、新幹線とかも今は内壁のほとんどは樹脂でできていて、窓枠など内側の部品を軽くし、スピードをより早く加速させることをめざしています。
樹脂をより軽くするために、プラスチックとガスや空気を混ぜる技術が使われています。研究開発を重ね、より軽いプラスチックを開発して、未来に応用できればなと思っています。
— 軽さを追求していった先はどのような未来が待っていると思いますか?
やはり空を飛ぶことですね。個人的に1番実現したいと思うのは電動自転車の軽量化です。電動自転車って重たいんですよ。もし、軽くできればおじいちゃん、おばあちゃんも乗れるし、体にも優しく、環境負荷を軽減する未来を構築できると思います。
— もし高校生にタイムスリップしたら今の技術を用いて何をしたいですか?
技術を集結させた展示会や祭典を開きたいです!自分のやっている実験や研究開発をいろいろな人に理解してもらいたい、という気持ちがあるので、関係者のみならず地域コミュニティに貢献できる技術やものを共有したいです。
高校生の時は部活に打ち込んでいて、モノづくりには興味がなかったのですが、実際に勉強し始めて、マクセルに入社してからは、たくさんのいろいろな知識・技術を持っている人が集まっているので、刺激を受けました。それを多くの人に知ってもらいたいです!
— 混合分散とはどのような技術でしょうか?
本来混ざりにくい材料どうしを混ぜる、あるいは、混ぜる材料どうしの混ざり具合を調節し、気体、液体、固体のそれぞれの状態に変化させる技術になります。
マクセル内にもいろんな混ぜ方の技術がありますが、素材の大きさや、硬さ、粘度にかかわらずより均一に混ぜ合わせる技術が混合分散です。
— T・Sさんはどのようなものを研究しているのですか?
繰り返しになりますが、より軽くなるプラスチックを開発しています。
特に重要なのがプラスチックと空気をより均一に混ぜるというところです。
空気という人間が制御しようとしてもなかなかできないものを、緻密に制御できるかがポイントです。
— 空気を制御するというのはどういうことなのでしょうか?
イメージするならシャボン玉です!シャボン玉は息の吹き込む量やスピードなどで膨らみ具合が変わるし、最終的には割れるけど、割れるタイミングを人間が制御するのって難しいですよね。ああいうイメージで樹脂の中に空気を混ぜ込んでいます。その空気を混ぜ込むところが、簡単にいうとシャボン玉のイメージになります。それを1個1個より均一に制御するというのが混ぜる技術の中ですごく重要で、そこの緻密な技術を重ねて、樹脂の中にそういうシャボン玉のような気体を混ぜています。シャボン玉に息を吹き込む時と同じですごく慎重に扱います。
— 混合分散とはどのような発想から生まれた技術なのでしょうか?
ひとつひとつの誕生のきっかけまでは分かりませんが、人間の性(さが)と言いますか、これとこれ混ぜてみたらどうなるんだろうという、好奇心やドキドキ感はどの時代も共通なのかなと思っています。
初めてこの技術が生まれた時から僕のところに至るまで、ずっとドキドキしているということは、奥が深い技術なんだな、と感じます。
— 混合技術はどのような物に使われていますか?
電池材料や磁気テープの材料・インクジェットプリンター用のインクなどに用いられています。
僕の開発分野で言うと、発泡スチロールですね。発泡スチロールは軽くて水に浮きますが、そこに耐熱や強度などの付加価値をつけた発泡スチロールを展開しようと考えています。例えば、車の部材や、耐久性を求められる輸送機器や容器などに展開できると思っています。
あと余談ですが、実験の時の失敗品のプラスチックをリサイクルしたときにどうなるかという実験も進めています。こういった取り組みは、今後重要になるかなと思っています。
— 楽しいと思うやりがいと、大変なことを教えてください。
プラスチックが望んだ形に仕上がったものを見るとやりがいと喜びを感じます。
逆にいうと、樹脂に混ざった気体を制御するのが大変です。期待を胸にしていたのに全然ダメなものが出てくるので、最初はすごくショックでした。
この仕事をしていると、良いものができる方が少ないんです。まず、ものの形として出てくることが難しいんだなと。でも実際にものがないと人の役には立てないから試行錯誤するのみです!
— T・Sさんにとって「アナログコア技術」とはなんでしょう?
化学実験の中でも、単純で一般的な動作でありながらも、深く複雑で、未来のモノづくりの可能性を広げる技術です。
— どういう経緯で技術職を目指そうと思ったのでしょうか?
高校の時はバレーボール部で部活に打ち込んでいて、その時から作戦を立てるのがすごく好きでした。大学生時代は電池や電気エネルギー関係の研究をしていました。大学4年生の研究時に、どんな作り方・組み立て方をしたらものができるのかを考えていた時に、バレーボールの作戦を立てる時の感覚と似ていると思ったのがきっかけです。そこから、研究も自分のものにしたいなと思って、同様の事業を行なっているマクセルに入社しようと思いました。
— ここは負けないと思うことを教えてください。
マクセルの魅力は、大手競合他社の多い電機メーカー業界に食い込み続ける事業方針の覚悟です。そんなエネルギーがマクセルにはあって、攻めの姿勢、というのが若者には光って見えます。
— 攻めの姿勢や覚悟とはどのようなことでしょうか?
マクセルでは付加価値をすごく大事にしていて、本当に必要な付加価値というのは何か?を追求するというのが事業方針としてあります。
「本当に困っていることはなんだろう?」というところにフォーカスして、万人に受けることよりも「本当に必要なところにものを届ける」ということを大事にし、深くターゲットを絞っています。
本当に必要な付加価値に焦点を当て、ターゲットを絞ってくというのはすごく覚悟がないとできないことだと思うんです。
— マクセルの魅力はなんですか?
社員の皆さんがとても優しく働きやすい環境です。殺伐とした雰囲気なのかな(笑)、と身構えて入社した記憶があるのですが、
会社の雰囲気自体がすごく優しい雰囲気で安心した記憶があります。1人1人を大事にしてくれていて、若手でも物をしっかりと言える環境が作られていますね。
意見も聞いてくれますし、挑戦しやすい環境だと思います。若手として見るのではなく、みんな同じ平等の技術者として扱ってくれます。
同じフィールドで扱ってくれていることは、すごく使命感・責任感が芽生えていいのかなと思います。
あと、実はすっごいおっちゃん達がいっぱいいます!(笑)
— すごいおっちゃん!!すごい気になります。(笑)
いろんな知識を持っているおっちゃん達がたくさんいるんですよ!日々圧倒されています。
いい意味でオタクですね(笑)そういう方々は喋り出したら止まらないんですよ!技術に自信を持ったオタクの人たちがたくさんいるのでもっと知ってほしいです。
従業員同士だと熱く語れるのに、外に出るとあまり語ってくれないんですよ(笑)
だからもっと皆さんに、マクセルのすごいおっちゃん達を知ってほしいですね!
この技術に惚れ込む若い方も多いと思うんで、ぜひ知ってほしいです!
— 素敵です!では、これからたくさんの未来の選択肢を持つ中高生や大学生に伝えたいことはありますか?
今楽しんでいること、やりがいを感じていること、体が勝手に動いてしまうくらい夢中になる感覚を大人になるまで忘れずに大事にしてほしいです。
材料イノベーション部:S・T
“ちょっとすごい会社"マクセルをアナログコア技術で支えるエンジニアの皆さん。
想像する未来や、ぬる(精密塗布)技術、マクセルについてを
新事業統括本部の若手エンジニアのS・Tさんにお話を聞いてみます!
※部署名は取材時のものです。
— S・Tさんにとってわくわくする理想の未来とはどんな世界でしょうか?
人類が月に住める世界です。現在は、お金を出すとようやく宇宙に行けるところまで発展しましたが、ほかの惑星に行くことはまだ実現していないので、50〜60年経った時に、ほかの惑星に行ければいいなと思います!
— いつか他の惑星に行ってみたいです!とのことですが、その他にも未来で実現できたらいいな、と思うアイテムはありますか?
ボタンを押すだけで準備支度が済むアイテムです。僕自身、朝起きてから準備するまでにすごく時間がかかってしまうので、起きてすぐにスイッチ1つで外出できる状態になっていたら嬉しいなと思います。ですが、これは現在の技術ではまだ難しいと思います。
— ベータ版なら実現しそうだな、というものはありますか?
機械的な動きで、“今日のコンディション的にはこの服がいいね” とAIが診断してくれて、洋服を選ばなくてもいいというシステムは実現するかなと思います。例えば、春だったらこういう色がトレンドだよ、と教えてくれるようなものは近いうちに実用化されていると思います。考えなくて良くなるのは相当楽ですよね。
— では、もし高校生にタイムスリップしたら今までの技術を用いて何をしたいですか?
MID マクセル法を用いて、世界に1つのメタリックなプラスチック・モデルを作りたいです。
— MIDとはどのようなものなのでしょうか?
MID(Molded Interconnect Device)とは立体形状のものに対して、回路を組むという技術のことです。
例えば、スマホの中には緑色の基板で表と裏に電気が流れるように回路が組み込まれているのですが、この回路を立体的に組むことができるようになります。
— 立体形状に回路を組むことができると、何が変わるのでしょうか?
メリットとしては、立体形状に対して回路が組めるので、たくさん部品が付けられるようになります。
マクセル法とは、マクセルが開発している特殊な液を立体物に精密塗布し、自分がここに描きたいと思った部分にレーザーを描画することで微細な回路を形成することができる技術です。
レーザーを当てた部分がめっき可能になるので、プラモデルでも部分的にメタリックな塗装ができれば、世界に1つのかっこいいプラモデルが完成するのではないか、と思います。
— S・Tさんの担当されている精密塗布はどんな技術でしょうか?
さまざまな粘度の粘着剤や塗料を広範囲により均一な厚さで塗る技術です。各種コーティング技術のほかに、印刷技術やラミネート技術を含む、塗布後の乾燥技術もあります。
基本的には、塗るときにより均一にムラなく塗りましょう、というのが精密塗布になります。例えるなら…化粧ですね!綺麗に塗った方が周りから見た時に化粧をしているか分かりづらいと思います。濃く塗りすぎてしまうと、周りから厚化粧だなと思われてしまうと思うんですよ。それと同じで、できれば薄くより均一に塗りたいよね!というのを技術的に詰め込んだのが精密塗布です。
— なるほど!肌にも肌質の違いがありますし、化粧でも工程がいくつかあります。それと同じで精密塗布の技術にも工程があるのでしょうか?
ありますね!塗料自体を塗りやすくするという方法もありますし、逆に塗るものに対して、塗料を塗りやすくするという工程もあったりします。肌で例えるのならば、化粧品を肌に塗りやすくするという視点と、スキンケアすることによって、化粧を塗りやすくする視点、というようなイメージでいろいろとプロセスがあります。
—いろいろな視点で行われているのですね!コーティング技術にはどのような種類がありますか?
いろいろと種類があります!例えばスプレーのスーッという塗装の仕方もあれば、逆にペンキとかは筆でも塗ったりしますよね。そういう塗り方の違いをまとめてコーティング技術と言います。
— 乾燥技術とはどのようなものでしょうか?
塗布後に乾燥する技術になるのですが、ものによっては温度を高くして短時間で乾かした方が良いものだったりとか、低温で長く時間をかけて乾かしたりした方がいいのがあるので、そういう違いがあります。
— さまざまな過程があると思うのですが、「これだ!」というものに辿り着いた時は、どんなお気持ちですか?
やってやった感がすごくて、これ以上の幸せはないなと思ってしまいますね。自分が考えているアイデアや構想を実践してみた結果、それが本当に上手くいった時は、これはやめられないなという感じで楽しい気持ちになっちゃいますね。
形になるまでには、課題を1個1個潰しながらやるので長い道のりです。経験の長い方と一緒だと、最初からこうやった方がいいよ、というアドバイスもらえたりするので近道はできるのですが、それでもうまくいくかどうかは話が別なので、1〜100までやることもあり大変です。
— 精密塗布はどのような発想から生まれた技術なのでしょうか?
カセットテープからきています。マクセルといえばカセットテープといわれるくらい代表的なものなのですが、そこに入っている磁気テープというものがあります。磁気テープはフィルムに対して磁性材料を塗るのですが、そのときの工程で平滑に塗ったり、薄膜化して塗ったりする技術があり、それが今の精密塗布技術に活かされています。
— カセットテープが起源になっていたんですね!
実は僕、子供の頃にビデオテープとかのテープを切ったりしてたんですよ!(笑)
磁気部分とテープ部分がくっついていて、一体化してるものだと思っていました。
でも入社してから、これは元々フィルムだったものに対して、磁性体を塗っていたことを知ったんです。どれだけ薄く塗っているんだ!って驚きましたね。
そういった経験から、なんでこんなに薄く塗れるのだろう?とか疑問を持つことによって、発見やアイデアが浮かんだりするので、遊びや体験は大切だなと思います。
— 精密塗布技術はどのような商品に使われていますか?
粘着テープ、インク、回路基板、スプレー、化粧、ラミネート、電池などです。ですが、精密塗布は身の回りにある商品にもよく活用されているのではないかなと思っています。
— S・Tさんの担当している精密塗布技術はどのような製品に使われていますか?
MIDの技術に使用されています。MIDは、スマートフォン・携帯電話・アンテナ基地局・車 などに使用されている、立体形状の樹脂成形品の表面に電極や回路などが形成されたもののことです。
現在のスマートフォンは昔よりも薄くなっているのに対し、スペックはどんどん上がっていますよね。スペックを上げるためには、どんどん回路や部品を足さないといけないんです。MIDで立体形状の物に対して回路を形成し部品を小型化し、スマートフォン、携帯電話に使われていたりします。あと、世の中では4G・5Gとよく言われていると思うのですが、周波数がどんどん上がっていくと、アンテナ基地局をたくさん用意しないと使えないんです。基地局の置く場所を考慮するとなるべく小さめが良いですね。
— CM動画の妄想の未来世界にあった空飛ぶモビリティもMID技術があれば実現するのでしょうか?
発泡成形技術とMIDの技術を合わせることによって、より軽くて小さな部品ができるので、そうなった場合、空飛ぶモビリティも実現するかもしれません。
— 技術の掛け合わせで未来が実現するのは感動しますね。
同じ会社内でも、ほかの部署の方と融合して新しいモノづくりができたりするのは、面白いですね。僕はモノづくりが好きなのでそういうのをやっていきたいです。
— 技術を用いてどんな未来を叶えたいですか?
部品がどんどん小さくなっているのがMIDの現状なので、できるのであれば、より小さいものに対してMIDで回路を形成したいと思っています。
最終的に塗る厚さは、今は0.1mmですが、ナノオーダーレベルまで形成できたら面白いなと思っています。顕微鏡でないと見えないレベルで回路を形成したいなと思っています。
— 技術職をめざそうと思ったのはいつ頃ですか?
きっかけは22歳くらいですね。大学院の研究室に入ってからモノづくりに興味を持ちました。大学の頃にめっきという分野に対して研究を行なっていて、今のMIDマクセル法に近いものを学んだり自分で研究したりしていました。自分でもっと突き詰めたいと思ったのが入社のきっかけです。ちなみに、高校生時代は運動部だったので、毎日運動ばかりしていました。(笑)
— 実際に入社して働く環境はいかがですか?
まず、上下関係の高い壁がないですね。特に技術的な話になったりすると、若手の意見をどんどん取り入れたりとか、そこに対しても議論していただけるので、技術は対等、というのをみんなが思っているな、というのを僕は感じます。
— 技術は対等。という言葉がすごい重みがありますね!
実際に若手のアイデアも採用されやすく、年齢は関係なく挑戦できる会社です。
— これからたくさんの未来の選択肢を持つ中高生や大学生に伝えたいことはありますか?
僕がやっているのは開発職と言われている分野なのですが、開発職というと、皆さん勉強大事だよね、と思われがちです。確かに大事ですが、僕の中で一番大事なのは、アイデアを出すということだと思うんですよ。では、アイデアを出すためにはどうしたら良いのかというところですが、これまでMIDに関していろいろ話してきました。それは僕がMIDに興味を持っているからこそ、話せるのではないかと思うので、若い頃に何か1つに興味を持ってどんどん突き詰めていくのが良いのではないかと思います。アイデアは身近なところに転がっていたりします。それが世界初の発明になるかもしれません!たくさん遊んで体験して、いろいろなことに興味を持ってください!
—アイデアはどこからヒントを得たりしますか?
日常にもアイデアは転がっていますね!実際にあった話なのですが、料理をするときに塩抜きという下処理(塩水でやると塩が抜けやすくなる現象)がありますが、僕も基材に対して早く塗りたいという時に、塩抜きを参考にして応用してみたことはあります。
— S・Tさんにとってマクセルのアナログコア技術とは?
必要不可欠な技術です。令和という時代においても、身の回りにある、ほとんどのものがアナログコア技術で成り立っている製品が多いからです。
事業戦略部:S・A
“ちょっとすごい会社"マクセルをアナログコア技術で支えるエンジニアの皆さん。
想像する未来や、かためる(高精度成形)技術、マクセルについてを
新事業統括本部の若手エンジニアのS・Aさんにお話を聞いてみます!
※部署名は取材時のものです。
— S・Aさんにとってわくわくする理想の未来とは、どんな世界でしょうか?
全固体電池で、装置のメンテナンスが必要なくなるような世界になればいいなと思っています。マクセルの電池は長寿命なので、ものによっては常温だと20年もつことも考えられるんです。
全固体電池はまだ開発中の製品ですが、実用化も近づいてきていると感じています。
— メンテナンスフリーな社会とはどのような社会ですか?
例えば、現在は産業用機器は、一定の時期が来るとバッテリー交換のメンテナンスが必要になるようなのですが、電池起因のメンテナンスがなくなればメンテナンスフリー(交換レス)な社会の実現も可能になると思います。皆さんのお家にある、テレビのリモコンなども電池交換の必要がなくなるかもしれませんね。
— メンテナンスが必要なくなるのはとても便利ですね。そもそも、全固体電池というのはどういうものなのでしょうか?
リチウムイオンバッテリーなどの電池は、中に液体が入っています。それは衝撃を与えたり高温になったりすると発火してしまうこともあるのですが、
全固体電池はそういう事故を起こさないようにすべて固体でできている電池ということになります。安全性が高い電池ですね。
さらにマクセルの全固体電池は高耐熱性がポイントです。ものによっては-60度から+125度の環境でも放電ができるので、いろいろな場所で活躍するのではないかなと思っています。
— 全固体電池に限らず、これからの未来にどのようなものができそうだと思いますか?
新型コロナウイルスが拡がり、人との関わりが減ってきているので、WEB会議でもアバターが見えながら会話ができる機能や、もっとリアルに握手できるなど、人との距離が遠いようで近いような未来になればいいなと思います。
— このご時世だからこそ生まれる発想ですよね。その他にも未来で実現したい!と思うアイテムはありますか?
空中に浮かび上がるノートです。私も昔重い荷物を持って登校していたので、手ぶらで登校できる世界が実現したらいいなと思いました。
— 忘れ物も減って良さそうですね!実現するためにはどのような技術が必要になるのでしょうか?
マクセルにはAFID(Advanced Floating Image Display)という空中ディスプレイの技術があります。その技術を使うと、空中に浮かぶノートもできるのではないかなと思っています。
— では、もし高校生にタイムスリップしたら今の技術を用いて何をしたいですか?
高校生の頃はいろいろ勉強している時期なので、暗記モノで覚えにくかった歴史を、今の技術を使って勉強できたら楽しく覚えられそうですね!
例えば、歴史の授業とか。VRで合戦中のところに入るなどしたら、実際に体感しながら学べて、楽しく歴史の流れを覚えることができるかなと思います。
— S・Aさんにとってアナログコア技術とは?
進化し続ける終わりのない技術です。この言葉は、私の先輩がくれた言葉です。
10年以上マクセルで活躍されていて、進化し続けるという実感があったからこその言葉だと思います。私自身も“変わり続けないと残っていけない” と思っており、この言葉通りなのかなと思いました。
— すごく響く言葉ですね。S・Aさんの担当されている「高精度成形」とはどのような技術なのか教えてください。
マクセルが電池やディスク製造などで培った精度の高い金型製造/成形技術のことです。精密な金型成形技術・射出成形技術に加えて、ものをかたちづくるための充填技術、切断やスリットにより最終製品形態へ加工する技術などがあります。
— 専門的な用語がたくさんあるので、1つずつ教えてもらってもいいですか?
まず金型成形ですが、金型というと何かを作るための型なのですが、その精度が要求される場合に高精度成形の技術を使って精密な金型を作るのがポイントになります。
例えば精密な金型を作ると、製品の安全性、精度に関わるところを改善できますし、不良を減らすことができるなどコストの面でもメリットがありますし、そういう面でいい点だと思います。
次に、射出成形技術は、例えばプラスチックを作るときなどに使います。金型に対して弾丸を打ち出すようなイメージで成形する技術で、基本的に樹脂とか熱で固めるようなものはこの技術を使うことが多いです。
充填技術は、固める際に規定の厚さなどがあるのですが、その厚みの精度を高めるイメージです。例えば2mmのものを作らないといけないときに3mmになると困るので、2mmに合わせる感じです。
— かためる工程は、どのようなイメージなのでしょうか?
かためる技術は、圧力で固める、押すイメージになります。
全固体電池の場合、水分を嫌うので水分はNGです。固め方の中でも、圧力を1度にかけるのか、何段階かに分けてかけるのか、真ん中だけ充填率が高くならないように、形状がどんな形(押すものも作るものも)かとか、充填率がどうしたら高まるかなど検討できる項目が沢山あります。
— 高精度成形はどのような発想から生まれた技術なのでしょうか?
マクセルでは材料開発の視点でいろいろなものを開発することが多いです。
その材料開発の視点で生まれ、他社にはできない性能アップや小型化に貢献すべく生まれた技術だと思います。
— どのような製品に使われているのでしょうか?
全固体電池・発泡成形品・ヘッドアップディスプレイなどです。発泡成形品とは、発泡スチロールとかプラスチックを使ったもの全般をさしています。ヘッドアップディスプレイは、車に後付けできる、速度やナビ情報などがフロントガラスに映る装置があるのですが、そこにも高精度成形が関わっています。
— S・Aさんが担当している技術はどのような製品に使われているのでしょうか?
全固体電池内部の電極材料をより均一に、そして隙間なくペレット化(固めた状態)にする技術です。
例えば全固体電池では、電池内の空隙が電池の抵抗になってしまいますので、空隙をなくすために、どういう形状が良いのかとか、成形の際にどういう順序で圧力かけるのかなどいろいろ検討しています。
— 日々検討されているのですね。S・Aさんが担当している技術の開発で、1番のやりがいを教えてください。
まず、やりがいについては、学んだことを形にすることに対しての充実感ですとか、これまでなかったものを作るという面白さがあると思います。
私の担当している事業では、まだ世にないものをスピード感を持って実現しようと取り組んでいるので楽しいです!
— では1番の大変なことは何ですか?
大変なことは、構想を実際の形にするにはなかなか上手くいかないことも多く、試行錯誤を繰り返すことです。電池の外側のパッケージがあると思うのですが、その中に電池の中身が入っています。ただ、中に電池だけが入っているわけではなく、ほかの部材も入っているんですね。その部材を実際入れるとなると、抵抗が上がってしまうなどの想像と現実は違いがあって、違いをなくすために何をすべきか、というのを試行錯誤しています。特に、新製品開発だと可能性が多くあるので、答えがない中でそれぞれがアイデアを出すことが求められています。
— S・Aさんは、高校生の頃から技術やテクノロジーに興味を持たれていたのでしょうか?
そうですね。元々ものを作るのが好きで、その流れで化学系の学部でモノづくりをしたいなと考えていました。
— 何故マクセルに入社したのでしょうか?
大学が工学系出身ということで、技術に力を入れている会社を探し、モノづくりに関わりたいと思っていました。
そんななか、世界初の製品を数多く送り出しているマクセルを知り応募したんです。その面接時の社員さんたちの明るくて気さくな雰囲気に魅力を感じ入社に至りました。
— 技術者の皆さんは、どんな方が多いですか?
印象としては皆さん明るくて話しやすいです。たまにボケみたいなのが飛んできて、そのボケにツッコミをしたりしています(笑)
— 皆さんとてもチームワークが良さそうですね。これからたくさんの未来の選択肢を持つ中高生や大学生に伝えたいことはありますか?
楽しいことを楽しむついでに、少しでも興味が持てそうなことがあれば、いろいろとかじってみてはいかがでしょうか。
私も会社を選ぶときに分野問わず、モノづくり関係の会社をいろいろみていました。選択肢を広げてみないと、どんな雰囲気か分からないこともあると思います。試して分かることも多く、そこから別の発想も生まれると思うので、いろいろかじってみて欲しいなと思います。選択肢も広がるし、次第に自分の価値観も分かってきて将来を考える上で近道になると思います。
— マクセルで働いていて、ここは負けないと思う1番の魅力を教えてください。
なんでもチャレンジできる環境です。例えば、新規事業アイデアや製品改良アイデアを考える、部署の垣根を超えた自由参加のチーム活動がいくつもあります。
— 部署を越えて技術者同士で話すのは交流の場としてとても良さそうですね。
そうですね。1つの課にいると、わからないことだとか、その課が持っている常識とかも違ってくると思うので、ほかの課から見たときに違う視点でアドバイスをもらえたりするので良い場だなと思っています。
— 工学系は男性が多いイメージもありますが、同じ女性に向けてメッセージありますか?
マクセルは女性の技術者が多い方だと思いますし、性別年齢問わず仕事している印象があります。若い人の意見も取り入れられますし、まったく差はないですね。逆に求められるくらいです。特に、アイデアを出す自由活動は意見を求められますね。
— アイデアを出す場は会社の技術作りにも繋がっているんですね。
マクセルは新しい事業をどんどん起こしていこう、と考えているので、こういう活動もかなり力を入れているのではないかなと思います。
マクセルはなんでもチャレンジできる環境ですね。