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業界トップクラスの高光利用効率を実現する
小型/低背プロジェクタ光学エンジンをチノンテックと共同開発
〜LED光源を用い小型化、高光利用効率を実現〜

2008年9月29日

 日立マクセル株式会社(執行役社長:角田 義人/以下、マクセル)は、LED(Light Emitting Diode)光源を用いて、業界トップクラスの高光利用効率を実現する小型/低背プロジェクタ光学エンジンをチノンテック株式会社(取締役社長:藤森 知雄/以下、チノンテック)と共同開発しました。本光学エンジンの光利用効率は20%であり、プロジェクタの小型/低背化、低消費電力化を可能とします。

 デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯型ゲーム機などモバイル機器の高性能化に伴い、従来は個人で楽しんでいた静止画や動画を、家族や友人など複数で楽しみたいというニーズが高まっております。またビジネスシーンにおいても、PDA(Personal Digital Assistant)やパームサイズPCの活用が進んでおり、出張先でのプレゼンテーションやデータ処理などで、画面を拡大して使いたいというニーズがあります。これらのニーズに応えるため、20〜30型程度の画像が投射可能で、かつ携帯可能な小型プロジェクタの開発が進められております。
 このような小型プロジェクタとしては、LEDやLD(Laser Diode)を光源にしたものが開発され、一部は商品化されておりますが、このたびマクセルでは、新たにチノンテックと共同で小型、高光利用効率のLED光源プロジェクタ光学エンジンを開発しました。両社の超精密光学部品設計/製造力、プロジェクタエンジン設計/製造力、光学組立技術をベースに設計されており、厚み(光学エンジン部分)約28mm、LED光利用効率20%、色再現範囲NTSC比120%を達成しています。この光学エンジンを用いることにより、携帯可能な手のひらサイズの小型/低背プロジェクタの開発、商品化が可能となります。なお照明光学系については、マクセル、チノンテック、Upstream Engineering Inc.(フィンランド)の3社で共同開発しました。
 今回共同開発した光学エンジンは、昨年12月にマクセルとチノンテックが締結した業務・資本提携の成果の一つであり、CEATEC JAPAN 2008(9月30日〜10月4日、幕張メッセ)のマクセルブースにて展示します。今後両社ではさらに小型化を進めるとともに、パームサイズPC、携帯電話、携帯型ゲーム機などのモバイル機器に搭載可能な組み込みタイプのプロジェクタ光学エンジンの開発も進めていきます。

 マクセルは、「小型化」、「高光利用効率」をキーワードにプロジェクタ光学エンジンのさらなる改良をチノンテックと共同で行い、環境にも配慮した光学デバイスの開発を進めることで、重点強化3事業の一つである光学部品事業のさらなる拡大をめざしていきます。

主な特長

  1. 独自の光源システムの採用により、業界トップクラスのLED光利用効率20%を実現。
  2. R、G、Bの3色LEDを用いることで、高い色再現範囲 NTSC(National Television System Committee)比120%を達成。
  3. 超精密光学部品設計/製造力、プロジェクタエンジン設計/製造力、光学組立技術により、光学エンジン部分の厚さ約28mmを達成。
  4. 解像度はビジネスユースにも対応するネイティブSVGAを採用。
  5. 少人数での会議やプレゼンテーション、DVD鑑賞など小規模でのプロジェクションシーンに好適な小型/低背、低消費電力のプロジェクタの商品化が可能。

プロジェクタ光学エンジン(試作エンジン)の主な仕様

投射方式 単板式
画素数 858×600pixels
投射レンズ f=18.5mm(non zoom),F2.0
フォーカス 手動
投射サイズ 32.7型(対角83cm)・・・投射位置1.35mのとき
光源 LED×3(R,G,B)
消費電力(光源) 10W
明るさ 50 ANSI lm
コントラスト比 1,000:1
色再現範囲 120%(NTSC)
厚さ(光学エンジン部分) 約28mm

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